私は祖父母の代から学校法人を経営する幼児教育者の一家に生まれ育ちました。自分自身も経営に携わっていましたが、2022年12月に退職し、フリーランスの教育者として歩む道を選びました。
日本では少子化やIT化が加速し、人間はどんどん自然から離れ、身体感覚を失っています。そんな環境で過ごす子どもたちを見ていると、心から危機感を覚えます。コロナ禍でその危機感はある閾値に達し、自分から動かなければと思うようになりました。
現代の教育現場の歪みをなおしていくには、広く深い心で世の中を見つめ、内でも外でもない(あるいはその両方であるような)ところから状況を観察し、綻びを発見できる人が必要です。そして実際に行動できる人が必要です。
一人の人間ができることは本当に限られていますが、私のこれまでの経験を活かし、またこれからも変化し続けながら、役に立てそうな場所にはどんどん足を運び、色んな人と関わりながら進んでいきたいです。そのためのベースとして、このホームページを立ち上げました。文章が中心になると思いますが、教育のことを真剣に考え、整理しながら、ゆっくり大切に育てていきます。
2022年12月 外山夏季